ぼくらとみんなは生きている10 〜豚の旅ともいいきれない〜

展覧会について
「ぼくら」は2018年に活動を開始した大川原 暢人、川又 健士、迫 竜樹、鷲尾 怜の作家4人組のグループだ。
前回の京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでの展示は、京都に活動拠点を持つ大川原と鷲尾、東京に拠点を持つ川又と迫の2組が往復書簡によって互いに指示を出し合う即興的なパフォーマンスや制作を行ってきた記録と、実際の展示空間でもかわるがわる指示を出し合いながら制作、インストールしていくプロジェクト、「ぼくらとみんなは生きている5 〜持続可能な愛のステージ〜」を開催した。その制作態度として「ぼくら」はユーチューバーを参照(自称)し、制作プロセスを映像に収めつつ友人同士の気兼ねない会話や雰囲気を保ちながらそれらすべてを展示する。この、言わばリレーショナルアートをユーチューバー的な手つきで解体し再構成するようなプロジェクトには、今日に於いて制作を続ける事とは何か、なぜ我々は制作を続けるのかなどの究めて根源的な問いかけが込められている。
今回、四谷未確認スタジオでは「ぼくら」による2度目の展覧会、「ぼくらとみんなは生きている10 〜豚の旅ともいいきれない〜」を開催する。本展は京都と東京の2都市の間の流通によって結ばれていた2組が合流し、一つの共同体となって「流通」を遡りながら卒業旅行を行う。旅は展示空間で豚肉を調理し、食べるところから始まり、実際にその豚の産地まで遡る。その旅の中で、スタート時にキュレーターから渡された「旅のしおり」に従って様々な取り組みを行い、過程やその結果持ち帰ってきた物を展覧会として立ち上げる。今回のプロジェクトは、旅行を通したリレーショナルアートにおけるサイトスペシフィックな展開のシミュレーションであり、モラトリアムの終焉を描くリアリティショーであり、一つの共同体が他者と出会い変容していく物語でもある。
(本展キュレーター/石毛 健太)

プロフィール
ぼくら youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCgvG1jW0RrNL0IhBbSC1wgQ/featured
大川原 暢人 1993年香川県生まれ。
武蔵野美術大学造形学部彫刻学科 卒業。
京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻 在籍。
川又 健士 1994年東京都生まれ。
武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻彫刻コース 在籍。
迫 竜樹 1994年広島県生まれ
武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻彫刻コース 在籍。
主な展覧会に「コーヒー飲みに行こうや」(東京・2019)、
「そこの角を曲がって、」(東京・2019)。
鷲尾 怜 1995年東京都生まれ。
京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻 在籍。
主な展覧会に「セコンドハンド」(東京・2018)、
「風景泥棒 Landscape Rippers」(京都・2019)。
キュレーター
石毛 健太 1994年神奈川県生まれ。
2016年多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース 卒業。
2018年東京芸術大学大学院博士前期過程 修了。
主なキュレーションに「変容する周辺 近郊、団地」URG (東京・2018)、
「高橋臨太郎個展 スケールヒア」URG (東京・2019)、
「制作と編集 working/editing」(東京・2020)。
会期:2020.3/13(金)− 3/29(日)
定休日:月曜から木曜
開館時間:14:00-20:00
主催:四谷未確認スタジオ
企画:石毛 健太
協力:株式会社バスユニット
入場料:500円

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